2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

欲深き優柔ふんだんな者

何もしないうちに一日が終わってしまうと寂しい。同じく、何もしないうちに夏が過ぎてしまうと寂しい。時間は待ってはくれない。だがこれはこれで良いことだ。不可抗力で過ぎ去った一日や夏を見て、ああ、寂しいな、などと思っておれば良いのだから。何もし…

つまみにはぜひマカロニサラダを

ビールは好きだが、2本目以降からつまみが必要になってくる。この場合1本とは350ml缶を指すが、多くても500mlのロング缶を1本飲み切った後も続けてビールを飲む場合には何か食べるものが欲しい、と思うのが人情ではなかろうか、というかこれがぼくの個人的な…

先延ばしんどろーむ

何でも先延ばしにしてしまう性格をどうにかしたい。この性格のせいで部屋の掃除はずっと手付かずだし先日部屋に転がり込んできたコオロギもそのままだ(実は潜んでいる場所の目安はついてる)。それに6月に切れたお風呂場の電球でさえまだ取り換えていない。…

こういうのを雑感という

よくもまぁこんな日記とも何ともつかないものを1年以上書きつづけてきたものだ。過去ログを読み返して、そう思った。 おもしろいものもいくつかあった。肩の力が抜けていて、自然体で、いいなぁと思うものもある。それと比べて、最近のは空回りしているよう…

おならが止まらない夢もある

ぼくは夢の中で小便をすることが頻繁にある。大抵トイレで用を足しているのだけれど、これが可笑しいことに(などと言うと読者がしらけること必至だが)、いつまでたっても終わりがない。じょろじょろじょろじょろ、まるで蛇口の壊れた水道だ(という表現を…

ベタベタ

何を触ってもベタベタして気分が悪い時は自分の手がベタベタしているのだ、と気がつく。しかし、何を見てもベタベタしている時は、自分の心がベタベタしているのだ、とは思わない。これは、手は簡単に洗えるが心はそうじゃないと思い込んでいるからだろう。

部屋も状況も精神も密室にしてはいけない

アパートに戻ってきた。2週間くらいしか経っていないのに、部屋に入った途端、狭さに圧倒された。だがそれもすぐに慣れ、これが本来の、つまりぼくに適当な広さなのだと思うまでになる。だいたい、冷房の効いた部屋から外へ出たときの変化に適応するくらいの…

弟よ

ぼくの弟は高校2年だ。そろそろあいつの考えていることがわからなくなってきた。少し寂しい。まるで弟を思う兄の心境である。 なぜ弟は、VERY EASY でクリアしたゲームをもう一度 VERY EASY で始めるのだろう。理由を聞くと、「敵にやられると恐いから」と言…

上を見ると効率が良いか、それともやる気が無くなるか

唐突だが、何かをはじめる際には一度てっぺんを見ておくと効率が良い。 ゲームで例えよう。 シューティングならまず「HARD」でプレイする。そしてその後で、「EASY」に設定する(そこから本腰を入れる)。RPGなら、弱い段階でボスに挑戦し(即死)、その後レ…

懐かしい、とはどういうことだろう

先日『爆笑問題のススメ』で太田光が子供時代の話をしていた。仲の悪い友達と1日遊んでみたらめちゃくちゃウマが合い、それ以来2人で馬鹿なことばかりをして遊んだ、という話だ(そしてその頃が人生で一番楽しかった時期だという)。実はこの話は、ぼくと村…

しおりは必要ない

少し前から本にはさむ「しおり」がいらなくなった。終わりまで一気に読むようになったとか、どの箇所から読んでも良いことにしたのではなくて、単に閉じるページを憶えるようにしたからである。 3桁の数字なんてのは、案外忘れない。今読んでいる本は最後に2…

パーティーにて

「ライターさんって、どんなお仕事をなさるのかしら?」 「タバコに火をつけるとか」

ファミリィレストランにて

「何をもって『ライス』と言うのだろう?」 「平たい皿に盛ってあるかどうか」

建物めぐり・廃屋めぐり

昨日は村田君と出かけた。ビリヤードをして海に行ってご飯を食べてから(ここまでが予定の範囲で次からやっと「遊び」になる)、彼の通っている大学でまだ彼が行ったことのない校舎を2人で徘徊し、その次に、ぼくの大学のまだぼくが行ったことのない新校舎を…

兄ちゃんは一日なにやってるの?

まだ実家にいる。やることは特にない。なのにあまり暇を感じないのは何故だ。むしろアパートにいる時より一日の過ぎるのが早く感じるくらいだ。 実は何かやってるんじゃないか、と思ったが、やはり何もしていない。今朝はとうとう弟から「兄ちゃんは一日なに…

日記は排泄ではないのでいつでもやめられる

実家に帰ってきている。何も書かなくなって4日経ったわけだが、少し落ちつかない気分である。ネットで日記を書く行為を、排泄のようなものだと言っていた人がいたが、そう考えてみたら、ぼくはもう4日もうんこを出していないのだ。これで落ちついていられる…

黒猫5

例のコンビニに居着いている黒猫だが、昼間は見かけたのに、夜にもう一度エサ(魚肉ソーセージ)をやりに行ったらいなくなっていた。念のため、ぐるっと一周して探してみたが何処にもいなかった。どこかに散歩に行っていたのかもしれないが、こういうことは…

マカロニサラダ

マカロニサラダは普通スーパーで買ってくるものだ。自作するという話はあまり聞かない。1人暮らしで自作するという話になると、もっと聞かないのではないか。その上、「妻と2人でマカロニサラダを作って食べさせ合いっこする」という話になると聞きたくもな…

どこまでも用心深く

目を覚ました途端、体の痛みを思い出した。全身、痣や擦り傷やだらけだ。筋肉痛も酷い。あれだけ動いたのだから、当然だ。しばらく休んだ方がいいだろう。どうせ動いたって、すぐに出られる訳じゃない。なんたってここは井戸の底だ。 目の前には死体が転がっ…

居残り作文

「一行目を誰かのセリフにすると良いですよ」 白紙の原稿用紙を前にして唸っていた僕に、加藤先生が声をかけた。 「何を書こうとしているの?」 顔をあげた僕に尋ねる先生。しっかり目と目が合ってから、それから一拍置いてから尋ねてくれた。優しい声だ。そ…

黒猫4

久しぶりに山君と飯を食うことになった。飯屋に行くまえにぼくが提案して、2人で例の黒猫を見に行った。 暑いのか、日陰に潜んでいた。そういえば、初めて明るいところで見た。チーカマをあげながらよく観察すると、目の周りが少し腫れていた。まぶたの裏の…

綿子

「あんたのためや」 それが綿子の口癖やった。 ワシと綿子は18の時に夫婦になった。みんな反対しよった。分かりきったことやった。ワシはちょっとええとこの子で、綿子はそうじゃなかった。この辺は、あまり詳しくは話したくない。家族とはもう縁も切ったし…

黒猫3

コンビニに公共料金を支払いに行ったらお馴染みの猫がいた。ちょうど、バッタを捕まえて食っているところだった。捕まえるところから目撃した。それをしばらく眺めて、準備していたチーカマをちらつかせてみた。すぐに飛びついてきた。今回は一本まるごとく…

怪物太郎

怪物太郎というあだ名の男がいた。そいつは6歳の時、すれ違ったレスラーに因縁をつけ、そのレスラーのみならず、取り巻きの十数人すべてを病院送りにした。そしてその全員が、両腕両足を折られていたという。 という嘘のような話を村田から聞かされた。夏の…

黒猫2

また同じコンビニに同じ猫がいた。探すまでも無かった。今度は店の入り口にいたのだ。寸前まで視界に入らなかったので、急に足元に黒い塊が出現した格好になり、あやうく踏むところだ。そいつはびっくりしたぼくを見上げて、鳴いた。顔を覚えているのか? そ…

遊びまくりの夏休み

先日、遠くの図書館に2週間おきに通わざるをえなくなっている、と書いた。ところが最近、割と近くにも図書館があることが分かったので、そこに通うことにした(すでに一度行った)。その図書館は、同じく新潟市が管理している図書館で、地区図書館という分類…

黒猫

コンビニの駐車場の隅っこに小猫がいた。真っ黒な小猫だ。その小猫が、ぼくがコンビニに入るのと入れ違いで出てきたカップルに切なげに何かを訴えかけているのを見た。男性のほうが少し反応したが、女性に急かされてすぐに車に乗り込んでいた。 絶対に逆らえ…

続きそうなのでhttp://d.hatena.ne.jp/pp12oot/000102に移動させた。今後ここに足していく様子になる。