2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

すまない話

またいつものイタリアンで山君とご飯を食べていたら、後ろの席から短い悲鳴が聞こえた。振り向くと、雑誌が置いてあるラックの裏を、厨房から出てきた料理人がホウキの柄でつついていた。 虫か何か出たのかな、と思って向き直ったが、彼の「殺虫剤をくれえ!…

小猫の甘え方は異常

いつも、にゃむにゃむう、と言いながら体をまとわりつかせてくる(桐野夏生風に言えば、むしゃぶりついてくる)ので遊んであげるのだが、それでも時々、ななむう!にゃむう!と不服そうな声を上げる。何が不服なのか、よくわからない。お腹が空いているわけ…

じゃあぼくがなる

先日、職場で選挙の話があった。今日投票だけど、誰に入れようか、というような話だ。そろそろ選挙があるんだな、という感じはしていたが、その日に投票があるのは知らなかった。確実にスットコドッコイ扱いされるので話には加わらなかったが、新聞を読まず…

写真

猫の写真を撮ろうと思ったら単三の充電電池がヘタっていて駄目だった。高校2年の頃に買ったものだから、そろそろヘタって当たり前だ。 初めてバイトをした頃だった。最初の給料で、5万円のノートパソコンと3万円のデジタルカメラを買った。ノートパソコンは…

小猫コロナ

小猫は甘えてきすぎ。いくら遊んでやっても少し離れただけでにゃむにゃむにゃむにゃむ文句を言う。電気を消して寝てもにゃむにゃむにゃむにゃむ。ぼくの耳をしゃぶってにゃむにゃむにゃむにゃむ。鼻を舐めまわしてにゃむにゃむにゃむにゃむ。時々噛むから痛…

美容師のはさみは高い

床屋が死ぬほど嫌いなぼくだが、この間、美容院へ行ってきた。タダで髪を切ってやる、と言う人について行った。カットモデル、といらしいが、本当のモデルならこちらがお金をもらうはずだ。要するに、練習台になったわけだ。 短めとは聞いていたが、ほとんど…

賽の河原

小猫は全然マイペースじゃない。仕事で疲れた上に猫の相手をしていると、頭がどんよりしてくる。子育てに疲れた主婦が感性を失っていくようだ。 自分のペースを乱され続けると、しだいに、「自分のペース」なんていうものを持たないようになる。どうせすぐに…

おはようございます

はてなスターというものがあるらしいのだが、どうやら心の清いぼくには見えないようだ。

新なんとか伝説

やれるだけやってみるけど、 だめだったらどうしよう。 もしだめだったらその時は、 元に戻るだけか? いや、元には戻らない。 きっと今までと似ているが、 少し違う。 それはやっぱり、 新しいから。 今までになかったもの。 はじめてのもの。 似ている人を…

生活

ようやく自分の時間。もう11時だ。毎日シューティングゲームみたいな忙しさで、気付くと時間が過ぎている。 最近ずっと、仕事に行くのが楽しい。お金を払ってまで行きたいとは思わないが、しかし一般的に、仕事が楽しい、と言うのはこの程度のことを指すのか…

いけんね

最近暮らしが楽しくて、それで良いと思って、他になにもやらなくなっている。これだけだと、何わけのわからないこと言っているんだ、と思われそうだが、わかりやすく言うと、学校生活が楽しくて、勉強は少しはするけど、本も読まないし自分の趣味もない子供…

大人をにげたい

職場で一言、「そろそろ車を買おうと思う」という意味のことを言ったらそれ以降、車購入のためのアドバイスをよくうける。その度うんざりして、失言だったな、と思う。 ぼくは車のことは何も知らないので、中には有用なアドバイスもあるのだろうが、こんな事…

外食

いつものイタリアンでビールとパスタを頼むと、まずビールがやってくる。そして、パスタが来る前に、いつも小さなパンをもらう。その時必ず、 「料理が来るまで、こちらをお召し上がりになってお待ちください」 と言って置いていく。 しかしこの間は、 「一…

その前に貧乏根性で今までのミクシィより、

新しいものほど上

またはてなで

ぼく以外の人にとっては心底どうでも良い事だろうが、またはてなで書いたほうが良い気がしてきたので、またはてなで。今こそはてなで。ぼくは、はてなで。

夜中のこわい

深夜1時ごろ急に髪を切り出した。20分くらいで終わった。休日の最期は変なやる気が出てくる。なんかしなきゃ、と思うのか。 ここ5,6年くらい自分で髪を切っている。「どこで切った?」ときかれて「自分で切った」と応えると大抵、えーっ、という反応がかえっ…

寝る暇はある

最近、人付き合いというほどでもないのだが、他人と時間を過ごすことが多い。もう寝る暇しか無いくらいだ。これを書いているのも、寝るちょっと前。タバコを吸いながら書いている。 こういうことをしていると、インターネットをしない人がいる理由がなんとな…

ああ

おちてゆく。 おちてゆくならまだいい。 本当は、 濁っているだけだ。 ただ濁って、 不透明に、 まんまるく、 うすべたく、 なってゆくだけだ。 どこへもゆかず、 その場所で。 ああ。 だれだって、 昇れないなら、 おちてゆきたいのに。

無目的

「あんな奴と何話してるんだい。あんなイカサマ野郎。こないだあいつ、万引きまでしたんだぜ。俺はあいつを店にいれないことにしてるんだから」 「ええまあ」ぼくは苦笑した。「あることないこと言ってますからね」 でも、ぼくは終電を逃したのだ。 「適当に…

ねこのめ

休日の朝。 病院へ行く前に、牛丼で腹ごしらえしようと思っていたら、ガストへ吸い込まれた。朝メニューののぼりのせいである。誰もいない午前9時のガストで、喫煙席に案内された(ぼくが希望したかせいだが。ちなみに、吸い込まれてもいない)。 ハンバーグ…

うその開き直りばかり

毎度のように唐突だが、もっとシンプルに生きれないものかと思う。 いらないものに囲まれて、必要の無いことに振り回されて、変に消耗している。 動機がマイナスなものだから、開き直るつもりが開き直れていない。 まれに開き直ってみても、全然方向違いのと…

小学生

タイヨウは、階段を駆け上がると、屋上の扉を静かに開いた。 「伊佐木くん」 「なあに」伊佐木は振り向かずに言う。 「先生が呼んでたよ」タイヨウが遠慮がちに言う。「そこから何か見えるの」 「べつに何も」 「何か見てたでしょう」 「ここからじゃなくて…

健全な1日

今日は休みだった。いつものイタリアンへ。今回は山君と一緒だったので、まるで別物。ビールを飲んだら、久しぶりに人間になったみたいにうまくて、とても健全な気がした。 そのあと、山君のホッケー仲間とスポーツ公園で合流。ぼくは皆と初対面だったが、山…

たんぱく質

タバコの火で虫を殺すことをよくやる。無意識のうちに殺していて、何も感じない自分を自覚すると、これはぼくにとってなんでもないことなんだな、ということが変に虚しい。 こういう時、決まって思い出すのが、母が庭で虫を殺した時のことだ。何故かはしらな…

コメント不能の6月