おならが止まらない夢もある

ぼくは夢の中で小便をすることが頻繁にある。大抵トイレで用を足しているのだけれど、これが可笑しいことに(などと言うと読者がしらけること必至だが)、いつまでたっても終わりがない。じょろじょろじょろじょろ、まるで蛇口の壊れた水道だ(という表現をよく見かけるが、どう壊れるかにもよると思う。それとも決まった壊れ方をするのだろうか、蛇口って)。
こういう夢を見たときは実際に尿意を感じている時だ。体の状態が夢に現れているのである。
このしくみで、病気を早期に発見できたという話も聞いたことがある。毎晩〇〇が痛くなる夢をみている人が検査に行ったら〇〇ガンだった、など。
ぼくも夢で助かっているのかもしれない。おしっこをする夢を見た時は、起きた直後にトイレに行くし、先日、火あぶりにかけられている夢を見た時も、起きたら顔に直射日光を浴びまくっていたので、すぐにカーテンを閉めた。
だがちょっと待て。もしかして、おしっこがずっと出る夢など見なくても、普通に尿意だけで起きるんじゃないだろうか。当然、火あぶりにかけられる必要などない。あの時も直射日光が熱くて眩しかったから、それだけで起きれたはずだ。
そういえば、自分の腕が首を圧迫している姿勢で寝てしまった時、小錦に押しつぶされる夢を見た。あれは苦しかった。
みる必要の無い夢ばかり見ている気がするが、こんなことで病気の前兆が夢に表れてくれるのだろうか。本当は胃ガンとかなのに、おしっこが止まらない夢でそのシグナルがかき消されている可能性もある。
寝る前はトイレに行き、水分もあまりとらないことにしよう。これは子供の頃に言われたことがあるが、なるほどこういうことだったのか。大人の言うことには何にもで意味があるものだ。
(将来子供ができたら、何でも言っておくことにしよう。「洗濯物は晴れの日に干せ!」とか「嘘はつくな!」とか「嘘のひとつでもついてみろ!」など)