2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

まだあるんすよと

魚屋の新人の井沢君は寮の同居人と仲が悪いらしく、よくその愚痴を聞かされる。最初は嫌だったが、だんだん面白くなってきた。 井沢君は寮へ越してきてから電子レンジを買ったのだが、共同の台所には置かずに、自分の部屋へ置いてこっそり使っていたのだそう…

不思議がいっぱいだ

駅南の「ひさご」で山君と飯を食った。店には、犬と巨人に関係あるものしか貼ってなかった。たぶん、犬と巨人が好きなのだろう。 意味がわからないのだが、山君の家に近所の子供が遊びに来るらしい。以前から、7歳くらいの男の子がたまに遊びに来る、という…

猫とハムスター(一部怪談、一部涙)

うちの実家では猫を飼っている。元は野良猫だったのを拾ってきたものだ。その時ばあちゃんは文句を言いながらも、甲斐甲斐しく世話をした。 家に連れてきて2日目、「ノミだらけだ」ということで、猫を風呂に入れることになった。ばあちゃんは、暴れる猫を、…

プロフィーーーング

ぼくも昔はやっていたが、プロフィールの中に好きな作家やアーティストを羅列している人がいる。あれって、どういう意味あるのだろうか。ぼくはエレファントカシマシに強い思い入れがあるが、それを知ってもらってもどうしようもないし、それについて誰かと…

ダジャレしか言えない

最近、ほとんど文章を読んでいないせいか、言葉が出てこない。書く文章もなんか変だ(前から変だったが、最近やっと変だということに気付いた、というおそれもあるが)。 カッコの中長すぎるしやな。

本日

青果コーナーで1/6カットのスイカを見て、6分太一、と言ったら新人が無表情を返してきた。難しすぎたのかもしれない。

ぽっぽ焼きの価値は

仕事の後、同僚と近場の公園へ、ちょっとした花見に行った。屋台がでていたのでそれが夕飯。おやつはぽっぽ焼きだ。ぽっぽ焼きとは黒砂糖の入った細長い蒸しパンのようなもので、新潟県でも下越だけで売っているそうだ。ぼくはずっと下越にいるので知らなか…

気のせいで生きている

そういうことです。

犬と猫

犬は正味苦手である。無邪気すぎて、いまいち気持ちが通じていないような気分になるからだろう。たまに会うくらいなら良いが、一緒に暮らすのは無理かな、という感じがする。猫はなかなかななつかないが、その分、仲良くなった時は本当の信頼関係が築けたよ…

なで肩の女

あれは夢だったのか。いやしかし、このショルダバッグが何よりの証拠だ。私がこんなものを持っているはずは無い。頭が大きい奴が帽子を被らないのと同じで、私はショルダバッグを使わない。なで肩の私にとって、あんなに使いにくいものは無い。かけなおして…

スーツの男

猫の顔のアップ。カメラ引く。公園。木の枝にぶら下がっている猫。 スーツの男が息を切らせて公園へ入ってくる。猫を視野の端で捉えた瞬間、爆音。木の枝。猫はいない。その間、走る音と、断続的に爆音。 ハイヒールのアップ。猫がハイヒールの後ろに回る。…

休みばっかりだと思われそうだ

今日は休みだった。夕方に暇になったので店にでかけて、水産の作業場で夕食を作ってきた。サバを竜田揚げ用に切って、解凍カツオタタキをスライスして、冷蔵庫にあったネギを刻んできた。仕入れ値で買ってきたので、あまり感心できることではない。まあ、た…

見慣れている人間の顔をよく観察してみると、自分が認識していた人物とは違う、と感じる事がある。この錯覚もけっこう気持ち悪い。

左右逆に映さない鏡

小学低年生の頃、鏡に映った友人を見て、「名札の位置が違うよ」と言ったことがある。名札は左胸につけるものだが、鏡の中の友人は右胸に名札をつけていたのだ。その時友人は、自分の胸を見て、「間違ってないよ」と言い、ぼくは鏡を見続けながら、「右につ…

歓送迎会

新人の1人が、変な奴、というレッテルを貼られそうになって一言。 「それはっ、〇〇さんがぼくの一部始終しか見ていないからですよ!」

その体育館しらん

結局山君とは夕方に会う事になり、ステーキさる〜ん(サルとは関係ない。看板には犬が描かれていた)で夕食をとった。山君はステーキの焼き加減を「レア」にした。理由は、「レアなほど消化にいいから」である。消化優先か。 その後、アイスクリーム屋へと向…

まだわからない

今日、山君と午前中に遊ぶ約束をなんとなくしていたような気がするなぁと思っていたら、朝6時に、「今日どうするの」というメールが来た。 そのメールで目が覚めて、寝たり起きたりしていたら9時になり、またメールが来た。 「なかなか返事来ないから体育館…

時間だけ流れてく変な人生

面白い人は、面白い人だからずっと面白い、わけではない。面白く生きていくために、それなりの努力をはらっているのだ。 例えば、松本人志は面白いことを言うが、松本人志が面白い人だからではない。おそらく、面白い事を言える自分であるために、頑張ってき…

楽しいコンビ

君はぼくよりずっと強くて、いつも余裕で、とても頼りになる。 きっと空腹の時もあるだろう。餌を求めて、ぎらぎらした目つきで草原を練り歩いている時だってあるはずだ。でもぼくと居る時は、いつだって君は、満腹のライオン。格好良いよ。 「君を食べたく…

刺身売り場の防波堤

ここ最近、刺身がほとんど売れない。 自慢だが、ぼくは刺身には自信がある。綺麗だし、スピードも早い。最初に誉められたのが刺身だったので、良いものを作ろうとずっと工夫してきた。それが今に繋がっている。 何が悪いのかと色々考えた。お客さんが品揃え…

前略

人間だけが、何回も死ねます。それが他の動物との違いです。その違いが、人間の尊厳です。人間だけが、1世代に何回も生まれ変わります。人間だけが、1世代に永遠を閉じ込めます。 だから、人間だけが、人間を殺す価値を知っているのです。

つよくてニューゲーム

ぼくは強くなった。弱い部分を排除した。乗り越えたし、居直った。以前に比べたら、とてもタフだ。だから、そう簡単には壊れなくなってしまった。 今からこれを壊すとなると、相当な労力がいるだろう。また、その後、新しく作る気力も無い。とりあえず頑丈だ…

むんつかしい

好きな人ができると、自分の身なりが気になる。髪型が格好悪いかもしれない。そういえば、毎日同じ上着を着ている。靴も汚いかも。今までそんなこと思ったことも無いのに、好きになったとたん、そういうことが気になりだす。友達のように接していた時のほう…

ノリ対理屈

同じ店の同期(同じ魚屋で男)と話していると、仕事に対するスタンスが違うなぁと思う。 彼は諦めるのが早い。どうせ売れない、とか、なるようにしかならない、という発言がすぐに出てくる。ぼくだって、それはわかってるよ、と思う部分もあるが、では、ぼく…