大人をにげたい

職場で一言、「そろそろ車を買おうと思う」という意味のことを言ったらそれ以降、車購入のためのアドバイスをよくうける。その度うんざりして、失言だったな、と思う。 ぼくは車のことは何も知らないので、中には有用なアドバイスもあるのだろうが、こんな事なら黙って買ってしまえばよかった。

自分の事を喋る、ということについて、びっくりするほど無自覚な人がいるが、そういう人は、それこそがコミュニケーションであると信じているのだろう。
どんなに魅力的だと思っていた人でも、そういうことをされると、「まさか、変わりばんこに、ぼくも何か言わなきゃかい?」と思って、がっかりしてしまう。大抵は諦めて合わせるが、もっと楽しい事を話そうよ、と思う。だんだん楽しい話になったりもするのだが、なんだか、大人って、まわりくどいものだ