見慣れている人間の顔をよく観察してみると、自分が認識していた人物とは違う、と感じる事がある。この錯覚もけっこう気持ち悪い。
小学低年生の頃、鏡に映った友人を見て、「名札の位置が違うよ」と言ったことがある。名札は左胸につけるものだが、鏡の中の友人は右胸に名札をつけていたのだ。その時友人は、自分の胸を見て、「間違ってないよ」と言い、ぼくは鏡を見続けながら、「右につ…
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