予想できない展開

昔の日記を読み返してみて思ったのだが、夏になると必ずこばえが発生している。夏の季節語にしてもいいくらい、必ずである。
毎年、今年こそは!と思うのだが、やはり今年もだめだった。ああ、暖かくなってきたな〜、と思った途端に、ふわっとどこからか発生したんである。
こちらの感覚としては、自然発生的、という言葉を使いたいが、山君など、ぼくの部屋をみた人いわく「その言葉を使うのは絶対に許さない」そうである。
発生したからには退治しなければならない。今まで、冷却作戦(冷房の温度設定を16度にして虫を弱らせる作戦。涼しくて嬉しいという利点があるが、あまり効果が無い上に電気代がかかりすぎるという欠点がある)、一点集中作戦(外出する際、家の明かりを1つだけつけておき、帰宅してからそこに集まった虫を一網打尽にする作戦)、など行なってきたが、今年は新兵器として殺虫スプレーを使うことにした。
始めて使うものなので試しに1本だけ欲しかったのだが、2缶セットしかなかったのでそれを購入した。もし余ったらまた来年の夏に使えばいいか、と思ったからである。
どれくらい効くのか疑っていたが、これはすごい効き目である。群集にひとふきするだけで、ばたばたと落ちていくのだ。こんな簡単なことでいいのだろうか・・・。とにかく、今年はこちらの圧勝で幕を閉じる、とこの時は思った。
まさか1週間後にまた2缶セットを購入することになるとは誰が予想できただろうか。