最近の仕事

ご存知のとおりぼくはスーパーで魚屋をしているが、最近、やっと発注を本格的にやるようになった。今まで、切り身や刺身などの商品作りや、細かな発注(時々仕入れるものや、消耗品など)が仕事の中心だったので、ようやく中枢に触れている感じがする。
この仕事をはじめて暫くは、あまり工夫のし要が無い仕事だなぁ、と思っていた。工夫しようと思っても、言われた仕事をこなすのが精一杯だったからだろう。今は余裕がある。そうすると、暇にはならず、することは山ほどあるし、考えることも山ほどあった。
毎日疑問だらけだ。
この売り込み方で本当にいいのだろうか?工夫次第で、もっと売れたのでは?
この商品はカットするべきでは?または、売り場を縮小するべきでは?ロスが多すぎるのでは?また、手間をかけた割に儲かっていないのでは?
他の店はどうなのだろう?
今は何が売れる?
昨年はどうだった?
それを数字で確かめるには時間がいる(分析ソフトがあるので、それを使ってやる)。作業に追われている場合ではない。だから最近は、出社時間の二時間くらい前に店に行って、開店前にできる準備をしている。もちろん前日は、その日にできる仕込をやってから帰る。同期からは、はりきっていると思われて、少し煙たがられているが、しばらくこのまま続けるつもりだ。今のところこうしないと自分の時間が無いから仕方が無い。
昼休みも、ご飯を食べるだけの時間だ。しばらくすれば、そこまでする必要は無くなるだろうが、まだ今は、把握しなければならないことや、考えなければいけないことに対して、時間が無さすぎる。
全部自分のためにしているので、辛くは無いし、あまり疲れない。徹夜で読書するようなもので、とても有意義である。まんまと仕事人間になってしまった。