2006-09-05 不謹慎 隣のテーブルから大きな声が聞こえてくる。 「私、今年で30よ。もう信じられない!」 その時、ぼくらのテーブルにコーヒーが2つ並んだ。 「ぼくも、もう23歳か。なんだか割り切れない気分だ」ぼくは言う。 「割り切れるものですか」彼女は言う。「そういえば、私もちょうど29歳だわ」 「割り切れないね」 「ええ、またすぐ31歳。ああ・・・その次は37歳で」 「41歳で・・・」 ぼくらは笑いをこらえるのに必死だった。