しりとり→リュックサック

  • しりとり→リュックサック

学校へ行く時や、他にも出かける時は必ずと言って良いほどリュックサックを使う。別に大荷物があるわけではないが、手がふさがるのが嫌なのだ。
周りを見るとトートバッグが流行りのようだがアレは片手がふさがるのであまりうまくないと思う。中身がすぐに取り出せるという長所はあるが、あの欠点1つで全てが台無しになっているのではないか。これは、おいしいワインが、「高い」という理由のために台無しになっているのと全く一緒である。何にでも、最低限これだけは譲れないという部分があるが、ぼくにとってワインは「安さ」、そしてバッグは「両手が使えるかどうか」なのだ(つまりぼくにとってのバッグとは、「リュックサックしかない」ということになるのだが)。
中には「中身がすぐに取り出せるかどうか」をバッグの最低基準にしている人もいるだろう。そういう人は、トートバッグを選ぶのだと思う。
それにしても、中身をすぐに取り出したい人ばかりだ。周りを見ても、トートバッグを使っている人しかいないと言っても過言ではない(しかし少し言い過ぎではある)。リュックを下ろして中身を取り出す、ほんの数秒の時間がなぜ我慢できないのだろか。それを我慢するだけで両手が自由になるというのに、まるでこれは、明日に出所を控えている囚人が脱走するようなものだ。
例えが少しかっこよくなってしまったので訂正しよう。これはまるで、あと3秒が我慢できずにうんこを漏らしてしまうようなものである。


ところで、ぼくも以前はトートバッグを愛用していた。だが、あまり中身を取り出すということが無かったので、すぐにリュックサックに変えたのだ。
リュックサックに変えてからは更に中身を取り出す機会が減り、必然的に、中身をいれずに学校へ行くようになった。
これによりリュックには「両手が空く」という長所に加え、「軽い」という長所まで加わったのだ。なぜ皆もっとリュックを使わないのだろうか。