爆笑問題のザ・コラム

これはぶっちゃけおもしろいです。
もし僕がキムタクだったなら(I wish I were Kimutaku)、この一言で十分宣伝効果があるとおもうのですが、おしい事に僕はキムタクでは無い(我キムタクに非ず)ので、もう少しだけ説明しようと思います。ところで、かっこ内は気にしないでください(なら書くなと言うのは無し)。
この本、電車の中で読んだり書店で立ち読みしてしまい、笑いを抑えるのが大変だったという人も多いのではないでしょうか。僕はそうでした。それほどおもしろいのです、と言っても、僕の場合(また僕だけのことで申し訳ないのですが)どんなにつまらない本でも電車の中で読むと笑ってしまうので、これだけではこの本が特別面白いとは言えません。『最驚!ガッツ伝説 』でさえ、紀伊国屋で立ち読みをしたときは笑い死にしそうになりました。僕は別に、『最驚!ガッツ伝説 』がつまらないと言っているわけではありません。電車の中や、書店内などの空間はそういう力を持っているということです。ちなみに、『最驚!ガッツ伝説 』はあまりに字が大きいので立ち読みで読みきってしまいました。もう少し字が小さいか、ページが多ければ購入してしまっていたかもしれません。危ないところでした
さて、『爆笑問題のザ・コラム』ですが、この本はご存知の通り、「太田光のコラム」のコーナーの書き起こしです。そう、内容はもうおわかりですね。おもしろそうでしょう?これでもおもしろくなさそうという人がいたら、仕方ないですね
この本では、笑いどころやオチはこんな感じで太字であらわされています。そして下部には田中のつっこみが表示されています。この本を読めば頭の中で二人の声が再現され、あたかも太田・田中のかけあいを聞いているかのように感じるわけです。「全然そんな風に感じない」という人は、この本の元になっている「太田光のコラム」のビデオを見ることをお勧めします。というかもしビデオがあるのなら、本を買う必要はないでしょう。
ページは約350ページにわたります。『最驚!ガッツ伝説 』とは違い、立ち読みで読破するのは難しいのではないでしょうか。ページが長い、ということも、読破を妨げる理由ではあるのですが、読んでいる途中で、「こんなおもしろいものは家でじっくり読みたい」という意思が発生する可能性が高いからです。それほどおもしろく、また、長いにもかかわらず、内容の密度は濃い(おもしろいのが多い)です。
立ち読みしてる時は笑いをこらえるのが大変なくらいおもしろかったのに、買って家で読んだらクスリともしなかったという本が多い中、『爆笑問題のザ・コラム』は家で呼んでも声をあげて笑ってしまうほどおもしろいという貴重な本でした。それでも、立ち読みをしている時よりはおもしろさ20%減ですが。というか今回は結局のところ、立ち読みで読む本はやたらおもしろいといいたかっただけかもしれません。ごめんなさい。


爆笑問題のザ・コラム
爆笑問題

講談社
2001-11-25
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