また温泉にいった

自分が温泉でのんびりすることができるようになるなんて、本当に不思議だ。このままぼんやり年をとってそのまま死んでいくのでは、と時々思う。ぼんやり死ねればまだ幸せな方だろう。うかうかしているうちに抜き差しなら無い状態になり、苦しんで死ぬかもしれない。そのときは後悔するのだろうか。
色々あり、お金がまったく無くなった。今のところ全財産が3万円ある。身の回りの物を全て売り払うと2万円くらいにはなるだろうか。どっちにしてもほとんど無いのと同じだ。あと10日か、と給料日を意識するなんて久しぶりである。
ネットで小遣い稼ぎをしたのは学生の頃だったから、5年以上前になる。この間やろうと思ったらしばらく見ないうちに競争相手がものすごい数になっていて、断念した。昔ほど時間がないということもあるが、温泉に行く暇があるのだからやれないこともない。要するにやる気が無いのだ。
あのエネルギーは何だったのだろう。どこで無駄にしたのだろう。「生きているほうがポテンシャルは高い。それを無駄にしてはいけません」という言葉を思い出す。学生の頃読んだ小説だった。
死ぬことによって得られるものと、生きていることだけは、天秤に掛けられない。みんなそのジレンマを抱えて生きている。仕事をやめることとは違う。これも1つの死(社会的な死)だが、本体は死なない。
仕事をやめたいのだろうか。本気で考えたことが無いので、わからない。もし辞めるようなことがあれば、そのときは、仕事をはじめたときと同じくらいの決断が必要になるだろう。