関係ありませんが、問題です

テレビをつけると色々な番組がやっていて様々な流行がありそういうものにいわゆる「世間」というものをみたりするが、実際の人間ひとりひとりにはひとりひとり大切なものがあり、拘りがあったりする。子供バカと呼ばれている親たちも自分の子供だけがものすごく特別な存在であるだけで、流行に乗っているわけではないし、モンスターなどと大雑把にくくられることなど知ったことではないはずだ。不適切なたとえかもしれないが。
親が大事だという。子供はかわいい。浮気はだめ。
そんなの、ひとりひとりは、知ったことではない。



昔から時々考える問題がある。叶えたい事があるとき、その願い事が叶うのと引き換えに、自分の知らない人が10人死ぬことになるとしたら、どうするだろうか、と。これで深刻に悩んだりしたことはない。あまりにも現実離れした妄想だからだ。
だが、悩まないということは絶対にノーというわけでもない。知らない人なら10人くらい死んでも構わない、ということである。
これにノーと言える人をぼくは知っている。誰に知られなくても、その人はただ自分の良心のためだけにノーと言うだろう。その人の考えていることは、よくわからない。何も考えていないのかもしれない。
みんな自分が大事だから、ぼくだけがノーを言っても仕方ない。それはそうだが、そこでノーを言えるバカ(やっぱりバカなのか)にぼくはなりたい。と思う。