おれは疲れている

人が1人増えたんだから残業を減らせと言うが、1人増えて楽になった分だけ上司は楽をするので俺の負担は同じである。新人教育には時間も必要なので以前より辛いくらいだ。
また最近、添加物表示の義務付けが厳しくなり、値付けのシステムが一変した。それを上司はひとつも理解していないので、売り場に出した商品をぼくが必ずチェックしなければならない。商品を一度下げて、また値付けをする手間はトータルでみて15分くらいだろうか。それでも、朝の殺人的に忙しい時間帯にそういうことをしていると、ふつふつと殺意がわいてくる。
また、上司は発注や報告書などの事務処理能力が極端に低く、ぼくの5倍くらい時間がかかる。大げさではない。
同じ職場にいる無能な人間は罪でしかない。これも大げさではない。
先日、広告商品のアイス・冷凍食品のメンテナンスが当日になってできていないことが判明して、これも朝の死ぬほど忙しい時にぼくがメンテをした。担当者は当日休みだったし、こういうのは基本的にそれを見つけた人が処理することになっているのだ。
あげく、サブのぼくに水産の成績がわるいと店長に小言を言われると、ぶちぎれそうになるときもあるがまだ一度も切れたことは無いし店長を含めた上司に文句を言ったことも無い。
誰が悪いわけでもないのだ。誰が無能だからでもない。ぼくが無能だからでもない。解決策は無い。つまり、このスーパーマーケットという業界にいる限りこういう思いをし続けるということだ。
最近、どういう仕組みを作れば良くなるか?ということより、どういう風に考えればぼくの気持ちがもっと楽になるか?という風に考えている。