古町のWITHビルに入ると必ず、遊べる本屋のヴィレッジバンガード(?)にいく。というより、それをめあてにWITHビルに行っている。多趣味の友達の家に行っているような感覚で、いまのところ、いつも違う文化を吸収して帰ってこれる。

最近休みになると必ず外へ出かける。そうすると、街へ出かけるのがほとんどで、最終的には飲んだくれて帰ってくるのがほとんどだ。大学に入った頃と同じになっている。仕事がある分、生活に制約があるのでひどい事にはならないが、もし辞めたら、またすぐ当時のようにアル中になるだろう。もともと、そういう依存体質だ。優柔不断だから、自分で何も判断できない状況に陥るのが好きなのだろう、と思っている。
アルコールに依存する「楽さ」というのはすごい「楽さ」だ。
街を歩いていて、この後どうしようか、と思っているところへアルコールを出す店を見つけると、入ってしまう。ビールかワインを頼めば後はもう簡単だ。何も考えなくて良い。
これが、飲まないと外に出れないとか、いつどこで飲もうかと常に考えるようになったら完全にアル中だ。ぼくは1回それになって、その頃はとても楽だった。飲んでしまえば、何も考えなくて良いし、選択しなくて良い。アルコールは、そのスイッチを簡単に、かつ確実に入れられる。
その状態を手放そうと思ったきっかけは、苦労しがいのあるものに出会ったからだ。それは、今はもう無い。