あたりまえのことは言いたくない

あたりまえのことを言うことに照れを持っている方だ。これが時に邪魔である。
たとえば、社交的に振舞わなければいけない場面でこの類の照れを持ってしまうと、話が弾まない。なので、そういう場面では大人になって、歯の浮くようなせりふを吐いている。「話が弾まない状態」が苦痛だし、社会性の無い人間だと思われるのも嫌だからだ。
そして多くの場合、相手もそのような認識をもってぼくと「社交」している。最近大人になったのか、これはこれで良いと思えるようになった。

しかし、あたりまえのことを言うことへの照れが一切無い(と思われる)人もいる。ぼくはそういう人と話すとき、何か超越したものを感じて圧倒される。一度、そういう人の頭の中を覗いてやりたいと思う。
たぶん脳みそが詰まっているだろうが(あたりまえである)。