チマチマチマチ

未だに、
「俺はチマチマメールするくらいなら電話しちゃうな」
などと言う輩の多いのにはウンザリする。こんなことを言う人たちはどうにかしてやりたい。法で規制するのは無理だろうから、せめてみんなで非難してやってはどうだろうか。それが無理なら、市中引き回しの上獄門!でもいい。
メールをめんどくさがる気持ちはわかる。ぼくも最近、メールをする機会が減ってきているせいか、どんどんめんどくさくなってきている。打ち間違いなんかをしたときは、携帯電話を放り投げたくなるくらいだ(投げたら拾わないといけないので、実際には投げない)。
だがそれにしたって、メールを打つ様子を「チマチマ」と表現するのはいかがなものか。自分がメールをできないのはいい。しかし、できないならできないなりに、できる人に対しての尊敬の念を持つべきだ。あろうことか否定などいかんずく(?!)。もっと謙虚になれないものだろうか。
今度からはこう言ってもらいたい。
「俺はみんなみたいにメールなんて文明の利器使いこなせないや。だからいっつも電話しちゃうんだ。おかげでお金がかさんでいつもカアちゃんに怒られちゃって。最近、自分はこの世に必要の無い人間なんじゃないかって思う・・・」
ここまで言われるとちょっとかわいそうだった。代わりにメールを打ってあげてもいいとさえ思えてくる。
―――
「俺はチマチマメールするくらいなら電話しちゃうな」
と言う人は本当にチマチマすることが嫌いなのだろうか。カレーを食べるとき、チマチマスプーンを使うくらいなら手で食べているのだろうか。口に入れてからも、チマチマ噛むくらいなら、飲み込んでいるのだろうか。
こういうことを言う人たちは、どこで「チマチマ」という言葉使うかを、チマチマ判断しているのじゃないだろうか。
ぼくはというと、とてもネチネチしているんじゃないだろうか。