シブチン性服問題再発

さいきん着る服がなくて困る。冬の上着を着ると暑苦しいしかといってTシャツだけでは寒すぎる。この問題をどうしたらいいのか、毎日考えてはそのたび憂うつになっている。
こう悩んでいるのもいやだから、早く夏になってくれないだろうか。それが無理なら早く冬になるのでもいい。それが無理なら、一年中夏か冬になってほしい(一番無理そうだ)。夏ならTシャツでよいし、冬は上着を着れば中身は特に問題にならないから着る服に困らないで済む。
いっそ一年中暑い熱帯か、年中寒い南極にでも引っ越してしまおうか。どうやらそれが一番楽に思えてきた。少なくとも、服を買うよりは楽だろう(それより辛いことを見つける方が難しいくらいだ)。
しかし楽なことばかりやっていても人間としての成長はない。ここはいっそ、熱帯か南極に住むという楽な道を諦め、春の服を買うべきではないだろうか。
そう決心したのが昨日だ。だが、今日見たユニクロのチラシにはTシャツばかりが並んでいたし、ニッセンからはなんと夏服のカタログが送られてきた。せっかくの決心をなぜくじけさせようとするのか。世間が敵にみえる日々だ。
買うときは、来年の春服を買う気持ちで買おうと思う。再来年の分だと思ってもいい。それでも躊躇した場合は、将来の子供、あるいは孫にまで着せる気持ちで買えばたぶん大丈夫だろう。