就職活動日記「相談の巻」

A社(仮名)から内定をもらったことで、就職課に相談に行った。
A社はうちの大学から何人も行ってる会社だし、離職率も高くないし、インターンシップの受け入れもしてくれてるし、大学からみて割と印象のいい会社なんだそうだ。
そんなことを聞いてしまったら、早く就職先を決めたいぼくが、それをどう解釈するかは自明で、さっさと内定承諾書を送ることにしそうである。というか送る。今日は、相談といいつつも、行動を起こすために都合のいい言葉が欲しかっただけなのだと思う。
内定承諾書については、送っても、その約束が絶対という訳ではないらしい。後で断わる例もあるそうだ。だが約束は約束なので、もし辞退することになれば早めに(少なくとも5月頃までには)知らせる必要があるし、その時は誠心誠意謝る必要があるという話だった。企業の方も都合があるのだから、それくらいするのは当然だとぼくも思った。
なぜ辞退の話になるかというと、ぼくには他に選考の進んでいる会社がいくつかあって、まだそれを受けようと思っているのだ。すぐに就職活動をやめる気は無い。そして、その全てに落ちたらA社に入ればよいが、もしどれかに(もしくは全てに)受かった場合、また考えなくてはいけない。考えた結果、A社を辞退する事態もあるかもしれない。
しかしどうも、時期的に後から受けた会社の方が良く見えてしまう傾向があって、そういう偏りのある(この偏りのみを排除してもあまり意味は無いかもしれないが)印象を持たないで考えたいと思う。もし他社にも受かればの話なのだが。落ちれば迷わない。
更に言えば、初めから確実に入社したい会社だけを志望していれば迷いなど発生しようもないのだが。
ぼくみたいな人は、いくら内定をもらっても、もっといい会社があるかもしれないなんて思いながら釈然としない思いで就職活動を終えるのかもしれない。
就職浪人の可能性が消えたというのに、心境に変化が無い。元々、その心配をしていなかったからだと思う。
考えてる事が整理されていない。以前が整理されていたなんてとても思わないけれど、今は今で整理されていないということがわかる。整理する気があるのかはわからない。