昼休みにて(遅刻する!!)

昨日の深夜、「爆笑問題のススメ」に呉智英っていう辛口作家さんが出てて、面白い事をいっていた。
一世代あとの復讐、だったか。
高学歴で金持の親は、だいたいリベラルで、子供に学校いけだとか、しつけを厳しくするとかいうことをしないで自由奔放に育てるけど、そうやって育てた子は、案外、親みたいに成功しないで、ダメな人間になる。その一方で、お金が無くて大学へいけなかった高卒の親は、子供を絶対にいい大学に行かせるっていう信念で、ある種ガチガチにしばって子供を育てるんだけど、その方が子供は大成したりする。例外はいくらでもあるだろうけど、そういう事があるということだ。そしてそういうのをみると、呉智英は面白いといっていた。「一世代後で、復讐してるんだよねっ!」って。
リベラル親は割と恵まれてて、親が金持なことだとか、自分が大学へ行けるのを最初から当然、当たり前だと思っていて、その下にいるたくさんの人たち、自分たちが踏み台にしている人たちの事を知らない。踏み台に去れたのはさっきのお金がなくて大学に行けなかった高卒親。そういう人たちはお金の価値、学歴の大切さを嫌というほどわかってるから、子供にそれを獲得させようと必死になるわけだ。
僕も、大学へ通えるのは結構「当然」とか思ってて、割とリベラル親になりそうかも、と感じた。学費出してもらっててありがたいとか、口では言うし、思うには思うけど、とこかで「当然」、と思ってた。
リベラルになって、何も学校へ無理やり行く必要は無い、どこでも学べる、とか言うのは変なプライドがあるからで、自分は学校でなんて学んで無いぞ、教師なんて皆バカだ、と切り捨てたいからなのかもしれない。本当はたくさん恩恵もらってるのに。わかっているんだけど、どうもまだそう思っている、僕は。子供ができたらどうなるかなーと心配になった。
僕の親は「塾行け塾!」といって僕を小6から塾に入れてくれたんだけど、やっぱりあの当時の塾で学んだ事はかなり僕の中で、勉強の仕方の核になってて、すごくいい経験だったんだけど、僕も自分の子供に「とりあえず塾いっとけ」と言うかどうかと考えたら、言わないかも。僕の子供はぐれるかなぁ。。。長いので終り。
(よく考えてみたら(考えなくても)僕ぜんぜん高学歴じゃないからだいじょうぶだった)