夢で食えたら

もうすぐ寝なくてはいけないという時に限って、猛烈に腹が減るものだ。そういうときは、飯を食ってしまうか、そのまま寝てしまうかで悩む。一般的に寝る寸前に飯を食うと太ると言われているが、そんなことで食うか食わないかを悩んでいるのではない(もしかしたら心配した方がいいのかもしれないが)。じゃあ何で悩んでいるのかと言うと、今寝ちゃえばその分の食費が浮くのに・・・というシブチン発想なんである。
告白しよう。僕は今、猛烈にどん兵衛を食べてしまいたい(深夜2:44現在)。だが眠気もある。寝てしまえば、どん兵衛が減る事は無い。今我慢すれば、どん兵衛を一個得したことになるのだ。約88円の利益である。寝ている間にどん兵衛は完全に消化されてしまうので、翌日の朝飯はいつもと同じ量を食べる。昼飯もそうだし、夕飯もしかり。なら絶対に、今どん兵衛は食わないべきである。「べき」であるが・・・べきべきべきべき・・・もしもし?・・・ベッキーだよ!!
だめだだめだ。すぐ現実逃避的思考がはじまる。腹が減ってかつ眠たいという状態は、体のバランスをおかしくするのではないだろうか。食欲と睡眠欲が戦っているのだ。これで性欲もあったら大変な事になりそうだが、今日中はその心配は無いし、あった場合もすぐに無くす事ができるのでたいした問題ではない。一体どうやってそんな事が可能か?と聞かれても困るが。一応、お金はかからないとだけ言っておこう。
とにかく、眠たいのに腹が減っているという状態はおかしい。これから寝るのにどうして食わなくてはいけないのだ。腹が減っては戦は出来ぬと言うが、寝ることもできないのか僕は。笑えてくるくらいだ。ワハハ・・・。
こういう状況になった時、すぐに「ええい、ままよ!」と言って、布団にもぐりこんでしまうのは良くない。これは僕の経験談だが、こういう場合は眠気が100%になるまで待ったほうがいい。まだ少しでも覚醒していると、布団に入っても空腹のせいでなかなか寝付けずに、どん兵衛の事ばかり考えてしまう。その結果、再度「ええい、ままよ!」と言って布団から飛び出す事になる。もちろん次の瞬間にはヤカンを火にかけているに決まっている。じつはこれはこれで非常に楽しい。禁を破っている感じがすごくある。就職したら毎日やろうと思うくらいだ。ああよだれが出る。
皆さんすでにお分かりかと思うが、僕はこれを書きながら眠気が100%になるのを待っている。
こんなバカな事をしているから寝るのが遅くなるのかもしれない。ちょっと考えてみるとわかるが、寝不足になるくらいならどん兵衛を食って寝た方が得である。ああバカだ。得をしたつもりで損になっている。だいたいこんなバカなことに損得勘定している事自体が損だ。なんだ、もう3時ではないか。・・・・・・・・・・・・・・ええい、ままよ!(さて僕は布団に飛び込んだのでしょうか、それともヤカンに火をかけにいったのでしょうか!)