imagine

これは皆も感じていることと思うが、日曜日ほど憂鬱な日は無い。
朝はフィッシング番組を見てため息をつき、昼は笑っていいとも増刊号を見ながら頭を掻きむしり(ああご飯にフケが・・・)、夕方にサザエさんを見ながら部屋の中をぐるぐると徘徊してしまう。そして陰毛を拾ってみたり。
これもすべて月曜日が悪い。なにしろ翌日が休みではないのだ。それで休日をエンジョイせよと言われても無理な話である。日曜日はさしずめDr.コトー、常に呼び出される可能性のある町医者の気持ちだ。
今日はゆっくり休んでくださいねっ、てアンタ!何かありゃあすぐに私を呼び出すつもりでしょうに。何、セキが酷い?風邪くらいでいちいち呼ばないで下さいよってあれほど・・・あっ肺炎!!・・・全くもって、何かの陰謀ではないかと思うほどだ。心が休まる暇が無い。とにかく、まいる。
そこで僕は画期的な解決方法を思いついた。単純な事だ。月曜日を休みにしてしまえばいい。これを聞いて「なぁんだそんなことか」とお思いになった方はどうか「コロンブスの卵」を思い出してほしい。最初に思いつくという事がどれだけ大変な事か。
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想像してごらん 月曜日なんて無いって事を 難しい事じゃない
君は僕を夢想家だって言うかもしれない でも僕は一人じゃない いつか君もぼくらと一緒になれればいい 世界がひとつになればいいな
想像してごらん すべての人が 月曜日なんか無いって思っている…
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さぁ次は火曜日をなくそう。想像してごらん・・・