授業日記

  • 2限 地域統計

「この世で一番屈辱的なこととはなにか」と問われたら僕はこう答える。「内容がまったくわからない授業のノートをとることだ」と。とにかく、2限の90分ものあいだ、僕は屈辱に耐えてノートをとリ続けた。今は理解できなくても、あとでじっくりノートをみればわかるはずだ。僕はそう信じて屈辱に耐えつづけた。えらいとおもう。今日のうちにわからないところを勉強したらもっとえらい。

4つの戦略がある。たとえばある業界で2番手なら、トップに挑戦するような戦略をたてる。1番手2番手よりちょっと劣る企業なら、1番手2番手の真似をする。真似をすることで、開発費を節約できるし、リスクを減らせる。そうしていつかトップになれる時期を待つ。でもこれは市場が十分に広くないといけないかもしれない。あと一つは、1番手2番手とかの競争から離れて、独自の市場を獲得して、そこで商売をする方法がある。一定の顧客がつけば、そこに競争相手はいないので、うまくやれば競争のないところで商売ができるのだ。車なら、カスタム車を作ったりする会社がこれかもしれない。

  • 4限 南北問題

2年の後期の「平和学」でも習った、ガルトゥンの構造的暴力の話がでた。ただ戦争がないのをよしとするのは「消極的平和」で、構造的暴力が無い状態が「積極的平和」だという話。
ガルトゥンは世界を中心と周辺に分けて考えた。
①中心国の中心と周辺国の中心は利益の調和がある
②中心国の中心と周辺より、周辺国の中心と周辺の方が貧富の格差がある
③中心国の周辺と周辺国の周辺は対立している
「平和学」では、いつも虐げられるのは周辺の人たちで、そして中心と中心同士は結びついているという話だった。授業内容が似ている。というか同じくガルトゥンをとりあげていたので当たり前だ。
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昨日の夜に「夜回り先生」こと水谷先生の番組を夜中の2時くらいまでみてしまったので、今日はちょっと寝不足だった。ドラマの方ではなくて、NHKのドキュメント風の番組である。多分再放送かと思う。
「これは見なくてはいけない」と思ったものは、一度見始めたらどんなに遅くなってもみてしまう。「今この時間にこのチャンネルにまわしたのは運命かもしれない」、とか思ってしまう。そんなわけは無いのだが。いや、そんなわけは無いというわけでもない。というか、考えるだけ無駄な事で、こんなことに特に答えは無い。運命を感じるも感じないも、それぞれの勝手で、自由なのだ。
「見なくてはいけない」というものは、深夜番組に多い気がする。その日がぱっとしない日だと、寝る前に「この日はこんなことでいいのか」という思いが生じるからかもしれない。まだ何か足りないのではないか、今日という日にするべきことがまだあるのではないか、と、布団に入って思うのだ。
だからか。布団に入って見ているものなんて、テレビくらいなものだろう。そのせいで僕の「見なくてはいけないもの」はだいたい深夜番組なのだ。頭も眠くてボーっとしてる。だから「ぷっすま」や「タモリ倶楽部」に運命を感じるのだ。僕のするべきこと、一日にやり残した事を埋めるのは「ぷっすま」や「タモリ倶楽部」や、もしまだあれば「ワンダフル」や「トゥナイト2」をみることなのだ。そんなかなしい深夜番組観賞。
ああ、それにしても「トゥナイト2」で監督のコーナーの日はわくわくしたものだ。だが、忘れられないのが、監督のコーナーでは、「ただ温泉を紹介して終わる」、という信じられないことが何度かあった。そういう最悪の事態になると、今とは別の意味で、何かが足りなく、なかなか眠りにつく事ができなかった。どうか察して欲しい。さて、今日はそろそろ寝ようと思う。END