実家で髪を短くした

実家滞在時に美容院に出かけたのだが、やっぱりああいうところは苦手だ。今回の相手は30歳くらいの女性で僕に友達のように話し掛けてくる。僕はもちろん敬語だ。しかも微妙な敬語。
「飲み会とか行かないの?」
「いいえ、あんまり」
ここで、「あんまり行きません」と言うのは他人行儀すぎるので、フレンドリーに接してくれている相手に対する最大限の譲歩として「行きません」を省く。会話するのに敬語は敬語なのだが、主語や助詞なんかを省くことで精一杯のフレンドリーさをアピールするのだ。
彼女も仕事なのだろうが興味もないだろうに僕に色々質問してくる。僕も嫌だからいっそやめたらどうだろうか。それを提案する勇気は無いが。床屋のおばちゃんなんかは淡々と切る。しかし髪形を犠牲にしなくてはならないが。
今回の美容師さんは腕は確かで、仕上がりはかなり気に入った。