またあした。
その焼き鳥屋に入ると狭い店内のカウンタ内に店員は居なかった。カウンタの向かいに客が2人並んで座っているのと、ボックス席に1人。その1人が、読んでいる新聞を下げ、ぼくらに一瞥をくれながら「いらっしゃい」と言った。口には煙草を咥えている。ぼくは、…
ぼくは好きな人と会えるとできるだけ時間を引き延ばそうとする癖がある。要するに、だらだらさせようと必死に画策するのだ。 先日、山君と夕飯を食べることになった時は、「夕飯を何にするか」、ということが決まるまで2時間半かかった。 まず食べたいものが…
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