ベトナムにいってきた。まじで。

出張でベトナムに行ってきた。内容は慰安だ。メンバは17人くらい。いずれも社員賞をもらった人たちで初対面の方も何人かいたが、別に仕事ではないので特に緊張することもなく楽しんでこれた。
日程は3泊5日。ホーチミン周辺とメコン川を上ったり下ったりが活動範囲だった。

どこへ行ってもとにかく暑い。あとバイクが多い。市場の活気が良くも悪くも心地良かった。事前に注意されていたが、物売りでさえ好ましく、この街は良い意味でも悪い意味でも活気があるなと感じた。とにかく目の前の金にありつくことに対してのエネルギーがものすごい。だから悪い意味でも、と思った。
きれいな所はすごくきれい。お金持ちはお金を持っている。ぼくももっていないスマホを持っている人がたくさんいた。その一方で汚いところはすごく汚い。水道水は飲めないし屋台の食べ物も絶対に食べてはいけないとツアコンの人に何度も念を押された。現地ガイドの話では、経済発展のスピードが早すぎて、インフラだけでなく法律やモラルもついてきていないのが現状、であるそう。
メコン川を下ってのディナークルーズバンド付き)等、色々贅沢な趣向も用意されていたが、自由行動の時に街をぶらぶらするのが一番楽しかった。カタコトの英語で買い物をしたり、バイクタクシーと口論になったり(400円くらいぼったくられた)、あちらの人にとってぼくはただの日本人の観光客のよそ者のカモネギではあったのだろうがそれなりにぶつかってこれたのではないかと思う。
そして帰ってきて思うのは、今ぶつかるということがほとんどないということだ。
仕事はある程度うまくいっているが、もっと求めてもらってもいいのに、もっと叱られてもいいのに、と思うことが多い。ぼくはもっとできるのに、どうして優しくしてなまけさせるのだろう、という気持ちがどこかにある。つまり同時に怠けたい気持ちもあるわけだ。なかなか自発的には最大のパフォーマンスを発揮できない性格なんだろうと思う。そんな人って多いのではとも思うが。
部下に対しても、もっと頑張ってほしい、もっと考えてほしい、と思うが、厳しくした分受け止めてくれたり逆に反撃されたりということが全くない。こちらが何か注意した時、ただ反省するだけだ。
チーフはこうしたいんですね!わかりました!、あるいは、どうしてこれでいけないんですか!私はこうしたい!ということが無い。いったい何が違ってしまったのだろう。ぼくが数年前体験した仕事の熱気がここにはまるで無い。
ぼくが悪いのかなと時々思う。よく冷たいと言われるし、指示や指導の仕方が突き放していると言われる。だけど、悪いけど、そんなことにかまっている暇はないよ、とも同時に思う。それが冷たいってことなのか・・・。
しかし熱意って意外と大事かもしれない、と今回の旅行で感じた。何かやってほしいことがある時、仕事だからではなくぼくの気持ちをもっとストレートに出せたら、受け止め方もまた変わってくるのではないかと。
最後に。
何をしてもどこへ行っても最終的に仕事の話になってしまうのは仕方なかった。