おまえになんか死んでもわかってたまるか

少年マガジンKCで連載されている『悪の華』という漫画の5巻が出たので買ってきた。押見修造という漫画家の作品である。
この漫画家は以前、『ユウタイノヴァ』というタイトルでその名のとおり人が幽体離脱する話を描いていた。たぶん2巻くらいで終わってしまっていたが、すごく面白かった。

5巻の中で、ヒロインに嫉妬する女の子が、「どうして私は仲村さんじゃないの!」と叫ぶ場面がある。
女の子に言わせてはいるが、同時に、作者自身の叫びではないか?と思った。