気分って本当にコロコロ変わる。俺って天才だなぁって思っても、そのすぐ後に、俺みたいな奴は死んだ方が良いな、なんて思ったりする。
いじけてると、かわいい、なんて言われたりする。そんな時、ぼくはさらにいじけて見せるけど、本当は怒っている。そんなぼくを良しとしないでくれよ。そういう自分は嫌なんだ。
いつでも胸を張っていたいんだ。いいことだけ考えていたいんだ。
全てはうまくいく。ぼくも、ぼくと君の関係も。
でも本当は、全てはうまくいかない。
だからおちていく。際限なくおちていく。居直って、進むほど暗くなる道をいく。
頭から血が流れて、腕がもげて、内臓が飛び出ても、何も感じずにずんずん歩いていく。すごく痛いはずなのに、どうして死なないんだろう。
でもわかってる。そんなことくらいじゃ人は死なない。
本当に血が出たら慌てるくせに、急に自分が大事になるくせに、ちょっと心が痛いくらいで、死にたいなんて騒ぎ出すんだ。
観念でものを語るなよ。反吐が出る。
居直るなら居直れよ。一度注文したんなら「やっぱり餃子セットの方が良かったかな・・・」、なんて言うなよ。
どこまでいっても観念観念観念だ。解き放たれるのは一瞬だけ。我を忘れるのは一瞬だけ。
観念しなさいってか。
えっ・・・嘘・・・。
