ぼくに期待している

今日でこの店ともお別れかと思っても、あまり感慨深くはなかった。この辺が薄情だ。昔は違った。いつからだろう。その時から、自分のことにしか興味が無い奴なんだろうなぁと思う。
思いがけず、たくさんの人からお別れの言葉を頂いた。プレゼント(餞別というのか)も。そこまでされて、ようやく、少しだけ、寂しくなった。
この人からそういう風に想われていたなんて全然知らなかった、ということもあった。複雑な気持ちだ。嬉しい、と言ったけど、それだけではなかった。なんというのか、懐かしい感じだ。


転勤させてもらえるのはありがたいことだ。新しい道を覚えて、新しい土地を知って、新しいお店とか、新しい図書館とか、新しい人とか、けっこう、期待している。それも全部、それに触れて、自分がどう感じるか、という点でだ。
ぼくは何を感じる?ぼくは何を言う?それしか興味が無い。だから、ちゃんと感じなければいけない。
前を向こう!振り返るな!後ろには夢が無いんだから。うん。