話し相手募集

誰かと話をした後は、ブログを書く確率が高い。本を読んだ後もそうだ。そういう時は頭の回転が上がっているからそのまま書けばいい。
今は、そのどちらでもない。だからだろうか。まだとても鈍い。人間でも本でもいいから、何かと対話をしないと頭が動かないようだ。
今は自分と対話しようとしている。でも無口だ。何も考えてない、ということだろう。
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今日は休みだった。久しぶりに何もやることがない休みだったので、お昼過ぎまで家でだらだらしていた。そしたら退屈になってきた。
退屈というのは小さい頃と全く一緒だから、子供になったような気分になる。無力な子供の頃を思い出して、途方に暮れた。子供の頃は、退屈を相手に真っ白になったり、暴れてみたり、色々したが、大人になってからの退屈は虚しいだけである。ああ、またこの気分か・・・と思う。
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自分と対話した結果、上のようなことを書いた。これはぼくがぼくに影響された文章である。
ぼくはすぐに何かに影響される。ぼくが暗くなると、ぼくも暗くなるし、ぼくが明るくなると、ぼくも明るくなる。自分と対話している時は、たいてい暗い。昨日のぼくや、一年前のぼくや、子供の頃のぼくに影響されるからだろう。ぼくはぼく以外のものに触れて、はじめて明るくなれるし、頭の回転もあがってくる。昔はこれを知らずに、自分とばかり対話していた。光を遮断した部屋に閉じこもって、いつか明るくなる、と信じていたのだ。そういう馬鹿なことをやめたのは、割と最近のことである。
明るくするには、ほんの少し窓を開けるだけで良いのに、そんな簡単なことができなかった。光に当たると灰になってしまうと思っていたのだろうか。当たってしまえば、案外、平気なものである。