グルメはめぐる『にいがた食の陣』

2月11日、新潟の食イベント『にいがた食の陣』へ行ってきた。
http://www.shokuno-jin.com/index.html

午後1時ごろ新潟駅に到着。まず、新潟駅ビルCoCoLo本館前会場へ行くことにした。HPによると、ここには「越後もち豚城もつ煮込み」300円がある。それで体を温めてから、少し離れた(徒歩10分の)万代会場へ行こうと思った。

新潟駅ビルCoCoLo本館前会場は、駅の南口と万代口を結ぶ通路に展開されていた。ザット見渡すと、出店は少なかった。憶えているのは、「越後もち豚城もつ煮込み」と、中華粥と、日本酒だ。中華粥に惑わされず、豚のもつ煮込みと、日本酒「菊水」300円を買って、傍に用意されている飲食スペースに腰を下ろした。

今まで、もつ煮込みというものを食べた事がなかったのだが、初めて食べたそれはなかなか美味しいものだった。しかし、途中から飽きてきた。1つ1つはとても美味しいのに、飲みこむごとに、もつの「くどさ」に参りそうになったのだ。たいした量でもない(おたま一杯くらい)のに、「食べきれるかな・・・」と不安を憶えた。
原因はきっと、もつにある。正確に言うと、具が全部がもつなのがいけない。もつ煮込みというのは、これが普通なのだろうか?もっと、野菜とか豆腐とかが入っているとありがたいのだが、そういう優しさはこのもつ煮込みには無かった。食べても食べても「もつ」である。
急いで食べたのも良くなかったのだろう。本当はゆっくり食べたかったのだが、ここはあまりに寒く、急いで食べないと凍えてしまいそうだった。
この会場では、もつ煮込みも優しくなかったが、気温も優しくなかった。



前の席に座った家族連れのお父さんがもつ煮込みをつつきながら、「これに日本酒飲んだら最高だろうなぁ」と言っていた。車を運転しなければならないか何かで、飲みたいのに飲めないのだろう。家族を持つと大変だな、と同情した(ちゃんと奥さんの顔を見てから、同情しても良いかどうかを決めた)。


万代会場では、ボルシチを食べた。ボルシチにはカチカチのパンとワインがついていた。パンもワインも小さいが、300円だったので安い。ボルシチの次は、串焼きを2本(つくね80円、皮80円)買い、それで日本酒を飲んだ。
だが、ゆっくり飲んでもいられなかった。ここは完全に屋外なのだ。さっきより更に寒い。しかも途中から突風が吹いてくるし、雨まで降り出した。ぼくはさっさと酒を飲み干して、紀伊国屋に逃げ込んだ。それからしばらくぶらぶらして、酔いが消えてから帰った。
家は暖かかった。ぼくが1人でどこかにでかけるのはきっと、「家が一番だ」と思いたいからだ(ずっと家の中にいると忘れるのだ)。