今日は卒論発表のリハーサルだった。持ち時間12分のところを20分もかかってしまい、内容を削ることを余儀なくされた。
ところで、「余儀なくされる」ということばは響きが良い。なんだか賢そうな感じがする。そのせいかニュースでは、「〇〇辞退を余儀なくされた」などというふうに、頻繁に使われている。これをどうにかして日常にも使えないだろうか。
（どうすれば賢いと思われるか、ということを考えた方が本当に賢くなるより早いということに気付いた）
最近の出来事に使ってみた。
「しおりを挟み忘れたので、はじめから読むのを余儀なくされた」
「ビデオテープの残りがあとわずかなので、3倍録画を余儀なくされた」
あまり賢くなっていないような気がする。というか、これでは間抜けさが際立つだけだ。
次は未来の出来事を予想して使ってみた。
「単位が足りないため、留年を余儀なくされた」
もっとだめだ。
