「マルカワガム」と言うそうだ。

10円ガムを久し振りに買った。このガムにはクジが入っており、あたりクジを引いたらそれをお店に持っていけばガムが1つもらえるのだが、今回は「はずれ」だった。
はずれクジには、「はずれ(1点)」と書かれていた。前は「はずれクジを引いてガッカリした少年」のイラストがあったと思うのだが、どうやら変ってしまったようだ。子供の頃は、はずれくじを引くたび、あの切ない顔をした少年のイラストをみては、今ぼくもこんな顔をしているのだろうか・・・と思っていた。
だがもうガッカリする必要は無い。はずれクジを読むと、20点ためて送れば、毎月抽選で500名に3000円分の図書券が当たると書いてあるのだ。
500名に3000円の図書券ということは、150万円だ。10円ガムが15万個買える金額である。これを毎月プレゼントしているというのか。今まで考えたことも無かったが、10円ガムはひと月にどれくらい消費されているのだろうか。
15万個の還元を消費税還元にあてているとしたら、ひと月の売上は300万個になる。
ひと月に300万個売れているとしたら、1日に10万個、1時間に4166個、1分に69個消費されていることになる。
つまり、1秒に約1個。
これからは秒針が進むたびに「10円ガムが1つ消費された」と思いそうだ。
もしかしたらガム会社の人などは、秒を刻むとき、
1ガム、2ガム・・・
と言っているかもしれない。