(6)「新たなる敵」

前回のあらすじ―――
悟空の必殺技「元気玉」は命中した。しかしなんとフリーザは生きていた!ピッコロを一撃で倒し、さらにクリリンを襲う。クリリンは空中に浮かされ爆発して粉々になってしまった・・・。それを見た悟空は激しく怒る。髪が逆立ち、金色のオーラを発するその姿こそ・・・伝説の戦士、超サイヤ人!!

うぬぼれのコツをつかみゴッゴル製作に手がかりをみつけたぼくと伊集院君であったが、その時のぼくらは、このあと待ちうける運命など知る由も無かった。というか未来の事なんか知るか。予知していたのであった、なんていう話あるか、ないだろ。だから別に恥ずかしいことじゃない。というかそのためにわざわざ、「知る由もなかった」と断わってあるのに、そのあとまた断わる必要も無いのだが。もちろん二重に断わったことに対して断わる必要も無いし、←これを言う必要も無いし←これを言う必要も無いし←これを言う必要も・・・・・・・・・・・・・・・。
―――
「伊集院君、あれ何だと思う?」
順調にゴッゴル製作を続けていたぼく等の部屋の片隅で、小さな雲のようなものが浮いている。モクモクと、どうやら微振動もしているようだ。
「何でしょう?」
2人で近づいてみる事にした。
「こっ、これは・・・!?」
「えっ、何ですか?」
「伊集院君逃げろ!」
うっうわーーーーーっ。
ゴゴゴゴ・・・・・・。
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俺たちの戦いはこれからだ!
――第1部・完――