マーガリンだけどね

いまだに食パンにバターを塗るのがうまくいかない。
たぶん人並みに塗れているとは思うのだが、どうもムラを気にしてしまう。あれは、塗りすぎの部分は美味しいから許せるのだが、全く塗れてない部分はまずいから嫌だ。自分で書いていて、わがままっ子かと思ったが、嫌なものは嫌だ。
上手く塗れないのは、バターナイフのせいだと思う。あんなものでは、上手に塗れない、ダンスも上手に踊れないのである(これを書きながら笑っているぼくはおかしいのだろうか)。
バターナイフのせいで、ぼくは、食パンを食べるたびに切ない思いをしている。なぜこんな不自由なもので塗らなくてはいけないのかと悲しくなってくるのだ。ひょっとして、バターナイフ(名前だけは一人前だ)はバターを塗るのに適していないのではないか、という疑問も毎度頭をよぎる。
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食パンにバターを塗るのには、もっと適した道具があると思う。だれか発明してほしい。
いまは、パンを塗るのにバターナイフしか無いから仕方なくそれをつかっているが、もっと便利なものができたらみんなそれにチェンジするはずだ。
「米がくっつかないしゃもじ」をみよ。あれが発明される以前は、しゃもじに米がくっつくのは当たり前だったが、くっつかないしゃもじができたら、皆そっちを使っている。いまさら米のくっつくしゃもじを使うのは馬鹿らしいのだ。ゴルフクラブがあるのに野菜やちくわを使ってゴルフをするくらい馬鹿らしいだろう。
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これで、塗りやすいバターナイフなんてものがあったら目も当てられないので、検索するのは止めておく。