曜日感覚があやしい

今日は金曜日か。
今期は金曜に授業を入れていないので実質休みなのだが、朝はいつもドキッとする。朝起きたとき、「しまった寝過ごした」と思ってしまうのだ。だがすぐに、休みだと気がつく。そのあとの2度寝の気持ちよさといったら・・・。

少し気になったのだが、「実質」の反対は「名目」だよね。
上の文「実質休み」を「名目休み」に変えると、本当は休みではないことになり、寝過ごすと困ることになるが、日本語としてはよい。
しかし、上の文、「授業を入れていないので実質休み」はおかしいのではないか。「実質」は、形式上こうであるが、実はこうだ、という時に使う表現だ。「形式上は自宅待機だけど実質休みだ」、とか。
つまり、さっきの「授業を入れていないので実質休み」という文は「金曜日は形式上休みであるので、実は休みだ」と言い換えることができ、そうすると、確実に日本語としておかしいという印象の文になってくるので、やっぱりおかしいのだろうこれは。

もともと休みであることがわかりきっている日に、実質休み、などとは言わない。「夏休みは実質休み」、「祝日は実質休み」、これはおかしい。
「形式」や「名目」という言葉も、そういう性質の言葉かもしれない。
「明日の祝日は形式上休み」と言うと、実質仕事があるという意味になる。「実質休み」と言うと、形式上は仕事の日ということになる。
実質と形式は対だ。だって反対語だもん。THE・当たり前日記、ここに極まれリ。