日記

ブログを回っていると、「とにかく長い日記」に出くわす事がある。長いんじゃなくて、とにかく長い。あー、あの橋ね。とにかく長いよね。なんて、まるで長い事自体に意味があるような。そういう、「とにかく長い」
よく、ドラマなんかで、一日にあったこと全てを事細かく報告する女性がいて、それにウンザリする男性。ああ、女ってなんでこうなんだろうな、みたいなのがあるけれど、あの女性のおしゃべりを文字に起こしたみたいな状態=「とにかく長い日記」。しかし、これこそ立派な日記ではなかろうかと思うのであるぼくは。だって一日にあったことを書くことが日記だから、ぼくの言っていることはわかると思うがどうか。
だからぼくだってたまには一日にあったこと全部、書くことくらいあるよという、今回それなんだ。とにかく、今日は、そういう気分。ぼくってきまぐれですから、全部戯言ですよ的な、責任回避。本気にならないで、駄文ですから。みたいなノリで。駄文って何だ。ダッブンダ。海苔は好きですが。
とにかく、朝8時、起床。2度寝して、次、8時半に起床。
時間ぎりぎりのため、朝飯食べずに、着替えだけして登校ダッシュ四駆朗。あれ、やったことだけ書くのが日記なのに、朝飯食べずに、って何だ。やってない事までいちいち断わってたら大変だ。じゃあ貧血起こさずに、漱石全巻読破せずに、猫なでずに、か。そんな事まで気にしていたら大変だ。そんな事を気にしていたら大変だと思う事も大変だ。ぼくは思ってないので大丈夫だ。と、ほっと胸をなでおろすコムギコ氏。・・・。
アパートから大学までは徒歩、だいたい10分くらいかかる。そうすると、やっぱり色んなものに出くわす。道路を2つ横断して、信号1つ通過する間に、一体何があるかというと、まず花屋。開店してないから面白くない。次、居酒屋あるけど、開店してないから面白くない。次、犬を散歩させているおじさんおばさんおじいさんおばあさんとか。
これこれ!こういうのをみると、ほんわか、心が、ぱあっと、あったかく、なる場合はいよいよ病気だと思う。
とにかく、何も面白い事に出くわさない。10分の登校時間。だいたいガンダーラガンダーラとか言って脳内で音楽再現するくらいしかない。あと目をつぶって歩くとか。10歩の感覚はこれくらいだからあそこまでは50歩だとか。ああ48歩だった。きっといつか役に立つ。能力開発に余念が無いぼく。
それにしても10分は短い。行きはいいんだけど。
帰る時はそれまでに色々あるもんだから頭が興奮している状態。そのまますぐ、たった10分で家につくのがとってももったいない。酔っ払ってすぐ寝るのと同じくらいもったいない。そのまま1時間くらい、フラフラ歩きながらぐちゃぐちゃ考え事が出来るはずだ。と言っても、わざわざまわり道するわけにもいかない。目的地へ向っている、という集中があるからこそ、無意識に近い所で何かを考える事が出来るのだから。脳内で会話ができるのだから。とにかくぼくはそういう時間がほしいよ。でも最近あんまり無いよ。ここ3年。



あーまだ起きてなかった。2度寝して起きたと思ったら夢だった。ぎりぎり遅刻する夢をみて完全に遅刻状態になっている状態の状態、ぼく。
まず、カーテンを開けた。まぶしい。窓を開けてみて、今日も寒いかなと確認。もし寒くなかったら大げさな上着を着ていくと恥ずかしいことになる。なにより暑いし。だから確認。よし寒い。本当はもっと、早く雪とか降って、めちゃんこ寒くなってくれた方が、活動停止モード、ぼく等はとにかく生存すると言う事を第一に考え、服装がどうの、場の空気がどうの、会話の間が怖いだの、言ってられませんよという状態になるので都合がいい。あれー、ちょっと気まずい友達と一緒になっちゃったよとかいう状態。例えばものすごい豪雪、極寒の場合、寒いねーなんていって。それだけでいい感じ。共通の敵を確認しあって、和の状態。敵が天候なんだからいくら悪く言ったっていいし。なめてっとぶっころすぞ異常気象、吹雪の奴最近調子乗ってる、とか。
雪が降るとそういういいことがある。だから、そろそろ雪がふらないかな、と思って、寒さアンテナをビンビンにしてみたけど、これは、まだだ。でも十分に寒いから、よしとする。カーテンと窓を閉める。これでも10秒の仕事だ。
さて、どうせ今日は予定通りにならない。最初が崩れるとどうでもよくなってくるよ。自暴自棄。こうなりゃもうヤケだ。ええい、ままよ!完ぺき主義の特徴か、なんて自己分析。こういう人は、難しい事でも他人にアドバイスを求めず、何とか自分の力だけでやろうとして、怒られる。自己完結人間。だって。
朝ご飯として、コーヒーを入れた。
知らない。知らないけどいつのまにか正午。ああ、寝てたのか。コーヒーも冷めてる。こういうことはよくある。飲みたくなくてもいれちゃうな、コーヒー。とにかくもう、ますます今日の予定はぐだぐだだ。ぐだぐだ、だ。
もう学校へは行かないけど、とりあえず外に出てみる。まるで人がいない。すぐ部屋に戻る。PC起動。「果実種の作り方」を検索。何々、ホワイトリカーと、お好きな果物、はちみつ、これは砂糖でも可、か。あとは大きな瓶が必要です。って、あとは、って。それ普通無いよ。いきなり瓶は無いだろう。
果実種にもいろいろあって、めずらしいのは、コーヒー。おいしいんだって。知らんけど。ぼくがつくりたいのは、レモンとパイナップル。絶対に美味しいだろう。ウォッカをレモンジュースかパイナップルジュースで割ってもおいしいだろう。ぼくはそれにしようと思う。合理主義。
合理主義。やる事が無い時は寝るに限る。よって寝る。すいみん第一しゅぎ。