倒れるなら過労か熱か貧血がいい。なんなら全部いっぺんでもいい(苦しくないという条件付き)。

人が気絶したり動けなくなる事を、「倒れる」という表現をする。過労(または熱、貧血、キレ痔など)で倒れた、とか。ぼくも常々倒れてみたいなぁと思っているのだが(ハチにも刺された事が無いので、一回くらい刺されておけばよかったなぁと思う。あの時は痛かったよーとか言えるから)、そういえば何度か倒れた事があった。
まずひとつは、実家にて。部屋Aと部屋Bをしきるふすまの上にある鴨居に頭をぶつけて倒れた。部屋Aにいたぼくは、部屋Bにいる猫を驚かせようと思って、少し助走をつけてジャンプをしたのだが、鴨居の高さを全く計算に入れていなかった(そもそも鴨居の存在を忘れていた)ので、すごい勢いでおでこを鴨居にぶつけてしまったのだ。
ぶつけた瞬間、バットで頭を殴られたような(想像)衝撃が走り、視界が真っ暗になったのを憶えている(目を閉じたのかもしれないが、たぶん一瞬意識を失ったのだろう)。次に目を開いた時は、頭の芯を中心にして、体全体が痛かった。床に落ちたのが原因かもしれないが、頭を打った瞬間気絶していたので、どう落ちたのかはわからなかった。
少しへこんでいた鴨居が衝撃の強さ(ぼくの頭のかたさ)を物語る。
猫を驚かそうとして大変な目にあった(驚かすことには成功したでしょう)。そのあとぼくは高校へ登校。その日の事はよく覚えていません。記憶喪失というやつかもしれない。そういえばその日から1ヵ月後の事も憶えてないので、やっぱり凄い衝撃だったのだろう。


あと2回ほど思い当たる気絶があるのだけど、思い出してて自己嫌悪にかられてきたので(あとそろそろ眠くてめんどくさいので)今回は公開を見合わせることにしました。たぶん二度と書く機会も無いと思うので、どういう気絶だったのかだけ少し言っておくと、とにかく頭を何処かにぶつけてぶっ倒れたという話です。ああ嫌だ。またいつかやってしまいそうで。まだウスターソーストラップに引っかかるくらいだからなあ。死ななきゃ治らないというやつかもしれない。今のところ死ぬ方が嫌なのでその治療法はやめておきますが。