授業日記

  • 2限 地域統計

死亡率・死亡率標準化について。
同じ人口で同じ死亡者がでたとしても、死亡率(死亡の強度)が同じだとは決められない。
例えば、僕が引っ越そうと思っている地域が2つあるとする。ひとつは高齢者ばかりの地域で、もう一つは若者ばかりの地域で、各地域とも人口は同じとする。もしこの2つの地域で年ごとの死亡者の数が同じだとしたら、死亡の強度が強いのはどちらでしょう?
とういわけで、死亡の強度を知りたい時は、両地域の人口の年齢構成が大きく違っていた場合、それを同一だったと仮定して死亡率を比較しないと、死亡率の標準化はできないと言う話。この場合もし住むなら高齢者ばかりの地域にしたほうがよさそうだ。若者ばかりの地域なのに高齢者並にバタバタ人が死ぬというのは何かあるかもしれないからね。

  • お昼 500円

また山君と一緒に大学のそばにある喫茶店へ行った。今日のメニューはカレーライス。おばさんが、「いらないズボンがあるから何でも持っていっていいからね!」といって段ボールいっぱいのズボンを出してきた。急な展開だったが、特に慌てることもなく、僕と山君は何着か試着してみて、山君は2本もらって、僕は結局もらわなかった。気に入ったのがあったのだが、サイズが全然だめだった。ちょっとキツすぎた。僕が太っているとかではなくて。

のんびりしてたら大遅刻!出席カードをもらえず退散・・・。

  • 4限 南北問題

前回に引き続き、ヨハン・ガルトゥング(ガルトング?)の著書『構造的暴力と平和』(中央大学出版部)からの話。授業で先生が描いた図解を参考にして、僕も図解を描いたので見てほしい。はっきり言って力作である。15分はかかった。
これは何十年か前に唱えられた説というか話であるということを前提に読んで欲しい。
これは、帝国主義の封建的、中心・周辺構造についての話だ。封建的な相互作用構造の原理とは、「中心国同士が協力して、それぞれの中心国としての立場と利益を守る」構造である。不平等をつくる構造だ。どんな構造かというと・・・
①中心国と周辺国との相互作用は垂直的(上下関係)だ。
②同じ中心国に従う周辺国同士の相互作用は欠如している。
③ある中心国に属する周辺国と、他の中心国との相互作用は欠如している(周辺国は、自分の属する中心国としか関係がない)。
④ある中心国に属する周辺国は、他の中心に属する周辺国との相互作用が無い(周辺国同士は孤立している!)。
というわけで、図解を載せる。

わかりにくいかもしれないが・・・描いたので載せた。
イメージしにくいかもしれないので(僕の復習のために)、少し具体的な例をあてはめる(と先生は言い、僕たちのためにわかりやすい例を出してくれました)。
冷戦を例にして、C1、C2、C3、C4それぞれ、アメリカ、ソ連、日本、西欧とあてはめてみよう。冷戦では、アメリカとソ連は対立していたが、この構造で考えてみると、両者は対立を利用して、それぞれ自国の同盟国との関係を強化していたと見ることができる。対立しているようで、実は、2つの国で世界を支配しているような状態になっていたのだ。中心同士は相互関係があり、それぞれ中心国としての利益があったのだ。
もっとわかりやすく考えるなら、航空路線網がある。たとえば日本からガーナに行くとすると、まずガーナの中心国へ行き、そこからガーナへと行かなくてはいけない(たぶん)。日本はP、ガーナはC、その中心国はP。
というお勉強をしましたとさ。