私=女

私は、今日も、誰とも喋らなかった。これはどういう意味をもつかというと、ある人は友達がいないと言うだろうし、ある人は人間嫌いだというだろう。私には、今日私が誰とも喋らなかったことにどういう意味があるのかはわからないが、その状態をどう評価するかは、評価する側の問題で、勝手だ。
明日はどの服を着ようかと、寝る前に思う。今の時期(夏)は、4パターンあるので、一週間で一回だけ同じ服を着ることになる。一週間に土日は含めない。学校に行く日だけを問題にしているからだ。一週間で二度目の服を着る日は少しだけ恥ずかしいが、それ以前に着る服が4パターンだけというのが、私をよく観察すればすぐにばれることなので、それ自体が恥かしいとも言える。しかし、実際には服の問題は、それほど、気にしていない。なんとなく自己分析してみただけだ。文にしたら、少し誇張してしまった。
このごろ、ある男に、よく見られている。私ははっきりいって、容姿に自信がある。だから、仕方のないことだともいえる。その男からは、よく見られるだけで、何のアプローチもない。見られているということも、私の錯覚だという可能性もある。つまり、私の方からあの男にアプローチすることは、出来ないという事だ。声をかけてくれたなら、話す気はある。ただ、私の方から声をかける気は、一切ない。私に気があるなら、早く声をかけてくれればいいのにと思う。だが、一体どんなきっかけで?私には想定不可能だ。彼が私の想定を超えないかぎり、彼と私が会話をすることはないだろう。彼は私に少し似ていると思うので、その可能性は割と高いかも知れない。残念だ。第三者の介入があると、会話をする可能性がぐんと上がるが、それは期待できないだろう。彼と私が似ているかぎり。似なくなったら今とは違うかもしれないが、そのときは私の方が彼と話したくないかもしれない。いや、そんなことは、わからない。保留する。
家路につくとき、ずっとイヤホンで音楽を聴いていた。特に好きなわけではないが、洋楽を聞く。曲が終わっても、また再生を押すのがめんどくさくて、そのままにしていることがよくある。本当は耳にイヤホンがささっているだけでいいのかもしれない。
家に帰ったら、すぐに寝た。そして午前4時くらいにおきて、ご飯を食べて、課題をやる。充実していると思う。そして本を読む。7時に家を出て、電車に乗る。本当は電車の中でも本を読みたいが、恥かしくてできない。音楽を聴いているふりをする。
私のこの生活が変わるのは、外的要因しかありえない。と思っている間は、まさしくその通りだろう。