フリートーク

新しい店に転勤するたび言っているような気がするが皆がぼくのことを嫌っているような気がしてなんだか疑心暗鬼である。しかし部門のチーフというのはある程度嫌われても仕方ないし逆に好かれてどうするとも思っているので、それがこの気持ちと矛盾している。
嫌われてもいいから従ってほしい、が正解だ、たぶん。仕事がうまくいかないことが、一番良くない。逆に仕事さえうまくいけば、従業員みんなから嫌われても大丈夫だ。
何事にもお客様が優先されると思う。
新しい店ではレジに行列ができてもチェッカー(レジさん)は平気な顔をしている。新しくレジを開けたかと思ったら何もせず黙って、レジの行列が分散するのをただ見ている。普通、2番目でお待ちのお客様どうぞ、とお声がけをして待っているお客様が不平等にならないように促すものだ。
しかし今の店ではぼくがそれに口を挟むのは憚られるような感じであり実際何も口出ししていない。これがけっこうなストレスになっている。
残業の問題もある。サービス当たり前である程度残業すると自動的にカットされる始末だ。さすがにこれは即効で手を打ったが相当にいやな顔をされた。だがぼくとしても自分の部門だけでもサービス残業問題を解決しておかないと仕事に相当な支障がでる。一番の問題は、部下に指示を出しづらい、ということ。どうしてサービスでやっている人間にたいしてえらそうな口がきけるのか。それ相応の対価を払うから、あれをやれこれをやれ、と指図できるのではないか。ただぼく一人お金がほしいから言ってるんじゃないのに、そういうことが全くわかっていない。
人時管理は管理者である店長の仕事だ。それを放棄してただ時間をカットするのは恥と思って欲しい。自分だってやってるんだ、と口に出しては言わないが心の中では思っているだろう。だからある程度わかってはいるんだろうが、そんなこと偉くもなんともないんだから。