頭の使い方

テストの点が低い人は勉強のやり方を間違っていることがほとんどだ。
点が低い人というのはたいてい嫌々テスト勉強をする。そういう人は、通り一遍のやりかたで、とりあえず何時間やったとか、ここからここまでやった、とかを勉強の基準にするものだ。点が取れる人は、嫌々やるかもしれないが、そこはまぁ割り切って本腰を入れる。そしてはじめに、どうやって勉強しようか、をちょっと高い視点からざっくり考えるものである。
これは仕事にもまったく同じことが言えるのではないか、と思う。だから学歴が大事だ、とか言うつもりは無い。それこそもっと高い視点から、前向きな判断として、それを避けて通る人もいるからだ。
仕事をはじめるときは、まず全体を見る。そして取り掛かる。取り掛かりながら、また全体を見る。その繰り返しである。
絵を描く人は、これをやっている。
そして完成が近づくにつれて、今していることはほとんど見ていないだろう。その時はもう、次にすることを見ている。