本気で考えないこと

サンタさんがいるとかいないとか。
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自分が何のために生まれてきたのか、という問いには、ぼくの中では決着がついている。それは、何のためでもない、という答えだ。別に、そのことについてずっと考えていたわけではない。気がついたらそうだったというか、久しぶりにそのページを開いたら、そういう答えが書いてあったという感じだ。
松山千春の歌の1つに「どうして生きているの?君はぼくに尋ねたけど 答えを急ぐことはない やがてわかるから」というものがあった。子供の頃聞いていて釈然としなかったが、今なら、まあそうか、と思える。別に大したことを言っているわけではないのだ。
何のためでもないということがわかっても、何のためでもない人生をなぜ生きるのか、と問うことはできる。なぜ死なないのか?と言い替えても良い。
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いい成績をとるとか、100万円貯めるとか、ハンター×ハンターの再開を待つとか、今夜はビールを飲もう、とか、そういう目先の目的があるから、生きていける。
その目的が達成されたら、次の目的がある。そうやって目的が途切れないようにしているみたいだ。そういう生き方しかできないのだろう。
その目的が自分を不幸にするものでも、新しいことはやめられない。なぜなら、生きつづけなければならないからだ。
なぜ生き続けるのか?
ぼくは、新しいことをするために生きている。時々失敗するが、なるべく楽しくやろうとは思っている。