傷ついた人はその分優しくなれるなどと言うが傷つけ方にもよるだろう。
人に言えないような醜いことがどうしてもやめられない人は、自分で自分のことを傷つける。そういう傷は、その人を優しくさせる。
人間は綺麗ではない。色んな業を抱えた醜いものだ。だから、醜いからといって責めることはできない。そういう価値観を持つことで、自分を認め、それ以上傷つかないようにするという仕組みだ。
でも、優しい子供がいる。その子は、人間の業を知っているのだろうか？人間は醜い、という価値観を持っているのだろうか？違うだろう。
自分で自分のことを傷つけて、その結果優しくなれた人が、いつか、子供みたいな優しさを手に入れられれば、その人はハッピーだろう。
