バカではない

料理の時はテンションが上がる。上げている、と言った方が良いかもしれない。どうせなら、楽しくやりたい。大抵は、歌を歌いながらやる。
今日はお好み焼きを作った。肉とキャベツを買ったのに、帰ってきて冷蔵庫を開けたら卵が無かった。心底ガッカリしたが、楽しくなるためにぼくは歌った。
「バカだね バカだね バカだねあたし」
中島みゆきの『化粧』である。
焼きあがるまでは、「わたし待つわ いつまでも待つわ」と歌った。(あみん?)
出来上がってみると、卵無しとは思えない出来栄えだった。
「うん なんていうか ごきげんだぜっ!」(ダパンプ
この3曲は良く歌う。同居人はまだ何も言ってこないが、彼は台所の隣の部屋なので、たぶんすべて聞こえていると思う。
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「バカだね バカだね バカだねあたし。青海苔とガーリックパウダーを間違うなんて・・・バカだね バカだね バカだねあたし 蓋の色が 同じな だけなのに 」
替え歌もする(食べてみたらおいしかったので、うん なんていうか ごきげんだぜっ!)。