ねるまえに飲む

なかなか眠たくならないのでお酒を飲む事にした。あるのは冷凍庫のジンだけ。残りわずか。だから今日でこれ全部飲んじゃおうとおもって、あらかじめ氷を入れておいたグラスに勢いよく注いだら、だいたい7分まで埋まってしまった。案外多く残っていたみたいだ。そこへ、だいぶ前に炭酸の抜けきったコーラをそそぐ。残りの3分。ジンが申し訳程度に薄まった。
・・・。はじめてチェイサーというものを使った。チェイサーなんていうとかっこいいけど、つまり、水を飲みながら酒を飲んだ。
すこしよっぱらいです。

お酒を飲むと、頭もそうなんだけれど、体の感覚が鈍くなるのがうれしい。足を、開いたりとじたり、触ったり。手を開いたりとじたり。いつもとちがう。ちょっとした非日常感覚。


ちょっと酔っ払ってきて、やあ、気持ちいいなぁ、なんて思ってるとき。まだ酔いが浅い時。ちょっとした事で現実に引き戻される時がある。そういうときは、現実って、なんて、嫌なんだろうって思う。なんて難儀な世界にぼくは足を突っ込んでいるんだろう。
さっきまで夢の世界にいたものだから、その落差が酷い。うへぇ、今からぼく、歯磨かなきゃいけないし。